R U READY ?
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10年の時を経て

letter from JF

2006年

ちょうど10年前の秋頃だったと思う。
僕は当時KELLYとPANJIと共にあるバンドに属していた。
程なくして、いわゆる方向性の不一致・・・よりは少し変わった理由で、僕らは当時のバンドを抜けることになった。

最後のライブが終わった直後、確か当時20歳のKELLYとカラオケで酒を飲みながら、

「ちょっと聴いてくれよ」

と半ば強引に聴かせた曲が「希望の叫び」のデモだった。

 

あれから10年。

KELLYとは死ぬほど飲んだし、楓とは今なお地獄を共にする仲だ。

しばらく顔を見ていなかったがPANJIもミー君もあの頃のまま・・・とは言わないが、セッションが始まるとやはりPANJIの音はパワーがあるし、ミー君のドラムは迫力と疾走感がある。最高だ。

 

「この最高で最強のメンバーでもう一度kotowariをやろう。」

あっという間に話は進んだ。10年の時を経て皆行動力が格段に上がっていた。

しばらくはボーカルオーディションを進める予定で準備を進めていたが、最初に会ったレイちゃんに全会一致で来てもらうことになった。

 

20歳、ふたたび

レイちゃんはkotowariに加入後しばらくして20歳の誕生日を迎えた。
今改めて思うと、15歳も年下なのだ。僕がギターを始めたのが15歳ぐらいだったから、当時なら生まれたての赤ん坊と「OK!High & Ball!!」なんてやってるわけだ。
そう考えるとやはり歳の差というのはあるものだが、10年前も20歳のKELLYや楓と共にバンドをやったわけだし、当時も今もPANJIは同世代なわけだし、あまり深く考えることではないのだろう。

最高のボーカリストであるレイちゃんを迎え、
いよいよ9月19日、最強の仲間たちと新生kotowariのステージに立つ。

きっと直前は気持ちが高ぶって心臓がバクバク震えるのだろう。

 

バクバクの歴史

初めて音楽のステージに立ったのは、5歳の時だ。
ブルグミュラーのピアノ練習曲で出演した。何を弾いたかは覚えていないが、見に来てくれた祖父が出演前にツインファミコンをくれたのを覚えている。「さっさと終わらせて帰ってファミコンやるぞ」と軽い気持ちになっていたが、結局直前は心臓バクバクで、BPM無視して走りまくって、後半の変拍子で完全につまづいたのだけは覚えている。

ロックを始めてからも、一度も「今日は気が楽だ」と思ったライブは一度もない。ここ2年ほどラジオパーソナリティーを務めていたが、やはりステージというのは特別なのだ。

毎回が特別なのだ。このバクバクがたまらないのだ。

 

 

今はとある日の明け方。
このレターを書き終えたら、次の曲に取り掛かろう。

蒼き夜が終わり、宿命の夜明けを迎えようとしている!

 

 

2016年9月 / バンドマスターJF