R U READY ?

本当の10年目

by Mizuki









詳しい事は覚えてない。

微かに覚えてるのは、自分がkotowariに入ったのは10年前の今頃だという事だけ。
既に結成されていたkotowariに最後のメンバーとして加入した。












当時俺は高校の軽音楽部に大きな夢を持って入った。
その高校は過去に大会に出場して賞を取ったことがある高校だったからだ。



けど、実際に入部して現実は違った。


ただの普通の高校軽音楽部だったのだ。


入部してすぐに組んだバンドは、
ただの遊びの延長線のようなバンドだった。

























そして2ヶ月、俺はもっと本気でロックがしたかった。


痺れを切らした俺は当時活発だったバンドメンバー募集サイトに加入希望で投稿した。





反応はすぐに帰って来た。

無理もない。
年齢も若く楽器経験歴が無駄に長いとあれば声を掛けないはずもない。






その時、十数個の音合わせに参加したが、クソつまらない音楽か夢を語るだけの人達だった。



















その時、kotowariに出会った。







課題曲の「希望の叫び」を聞いて叩けず落ち込んだ。






音合わせスタジオ当日、ほぼ全てを自分の手癖でねじ曲げて無理矢理叩ききった。
正直クオリティなんてお察しだ。







それでも

































「このバンドでやってくれるかい?」








その一言が嬉しかった。








俺は二つ返事でOKした。


そこから俺の青春は始まった。




















当時はがむしゃらだった。

何も考えちゃいない。













とにかく自分が楽しければいい。





それはつまり






















自分が楽しければ良かった。





















その後、特に成果も挙げること無くメンバーのすれ違いで活動休止、事実上の解散をした。












この時、とても「無」を感じた。





「俺は何をしてきたんだ?」




そんな事も考えた。















そして大学に入り、音楽は続けてたものの、
遊びの延長線のような物だった。













 









結局、ろくでなしな俺は音楽の道も放り出し普通の社会人としての道を歩き始めた。



















だが、卒業しても音楽をひたすらに頑張る友人のステージに心を奪われた。












とても輝いていた。























「俺も音楽がしたい」














そう思った。




















そこに、kotowariが現れた。

























そこに並んでいたのは




長い月日が流れても尚、
昔と変わらず
ステージで輝く事を夢見ている
純粋無垢な少年の瞳を持つ
ただの大酒飲み達だった。
































ある意味これは運命だと思った。



























その時感じた感情は、今からちょうど10年前の自分も感じたんだろう。




























「ロックがしたい」



























ただそれだけだ。
































これから












































10年越しのリベンジを。



























それともうひとつ言いたい事は






































今めっちゃアイス食べたい。